素朴な疑問:最高裁判所裁判官の国民審査

衆議院選挙が終わった。与党が過半数割れという結果で、しばらくは政治の不安定な期間が続きそうだ。気になるのは、投票率が低いままなこと。旧態依然のアナログ的な投票方法から、オンライン技術などを使ったデジタル的な投票方法に変えていく必要があるのではないだろうか?技術的は可能と思われるが、政治的に難しいってこと?

今回の素朴な疑問は、衆議院選挙そのものではなく、同時に行われる最高裁判所の裁判官の国民審査だ。

ニュースでも今回「対象になった6人の裁判官、全員が信任されました。一方、罷免すべきという票の割合がこの20年で最も高くなり、専門家は「SNSで情報を集めるなど有権者の投票行動が変わってきたのではないか」としています。」(NHK10/29)という結果になった。

自分も久しぶりに裁判官の経歴を読んで、投票を行った。経歴を読んでの素直な感想。

最高裁判所の裁判官って、地方裁判所高等裁判所を経験した裁判官ばかりじゃないんだ。裁判官を全く経験してなくてもなれるの?」

今回、2名の方が元々裁判官ではなかった。経歴を読んだだけでは、この2名が法律に詳しいかはわからなかった。

せめて、NHKで候補者が自ら経歴を含めた自己紹介を行う機会を放送すべきではないだろうか?