家庭菜園:夏野菜の苗を買う

例年、ゴールデンウイークに夏野菜の苗を植える。そこで、この前の日曜日に農協で苗を買ってきた。

きゅうり、ナス(2種類)、トマト(中玉、ミニ)、ピーマン(普通、カラー)、ししとう、スイカである。

接ぎ木苗は、丈夫ということだが、高いのでコスパが悪い。そのため、ミニトマトとスイカだけ。安い苗を上手に育てるのがコツだ。

ズッキーニ、オクラ、カボチャ、とうもろこし、バジルは種を植えて、育てている。

ほぼ実の野菜ばかりだ。全部育つといいのだが、なかなかそんなうまい具合にはいかない。

天気や気温、病気や虫害など、いろいろな対策を行いながら、今年も収穫できるといいなあと思う。

プレバトのお題ではないが、野菜の苗植えで一句。(夏野菜っていってもいいのかなあ?)

”甘雨待つ 果実野菜の 苗を買う”

素朴な疑問:天気予報の地域名

家庭菜園で野菜を作っているため、天気予報や雨雲レーダーの確認は必須である。天気予報を見るたびに不思議だなあと思うのは、テレビで流れる地域の呼び名だ。

東海地域の呼び名は、愛知県は「東部」「西部」、岐阜県は「美濃」「飛騨」、三重県は「北中部」「南部」と、統一されていない。

なぜ、愛知県は「尾張」や「三河」ではなく、「東部」と「西部」なのか?逆に、岐阜県を「南部」「北部」にすれば統一感がでるのでは?

北陸地方を見てみよう。富山県は愛知県と同じ「東部」「西部」、石川県は旧国名の「加賀」「能登」とこちらも統一感はなし。

最も不思議なのが福井県だ。福井県は「嶺南」「嶺北」と呼ばれている。若狭の国と越前の国の堺にある「嶺」の南と北ということだが、疑問点は2つある。

疑問1は、福井県を地図で見れば、南北に長いというより、東西に長い県だ。であるなら、「嶺南」「嶺北」ではなく、「嶺東」「嶺西」とならないのはなぜか?

疑問2は、そもそも「嶺」で分けたのはなぜか?愛知県や富山県のように「東部」「西部」でいいのでは?岐阜県や石川県のように旧国名の「若狭」「越前」でもいいのでは?

全くの謎である。チコちゃん教えて!

さて、先週のプレバトのお題は「シューズ」だった。キスマイの横尾君に影響され、バスケネタで一句。

”初シューズ 皆に踏まれて 春コート”

スラムダンクネタより)

素朴な疑問:年と年度

4月から新年度が始まる。入学、入社、新しい職場への転勤、などいくつも新しい生活が始まる。誰もが、何度も経験してきた人生の区切りだ。

ところで、なぜ1月に始まる「年」と4月に始まる「年度」があるのだろう。

1月始まりの「年」はまさに1年の始まりだ。お正月の初詣、初夢、初日の出などその年の「初」となる。

江戸時代以前は「太陰太陽暦」だったから、1月は春の始まりでもあった。ただ、明治時代に西洋の暦を取り入れて「太陽暦グレゴリオ暦)」を採用することとなり、立春前に正月となって、1月は「春」というより「冬」って感じだね。

一方、4月始まりの年度とは、会計年度のことで「国および地方公共団体の歳入・歳出の区切りとされる期間。日本では、4月1日から翌年3月31日までとする」と決められているとのこと。この会計年度が最終的に4月スタートなったのは、明治19年のことと書いてあった。

では、なぜ4月始まりなの?ということを調べると、「国の赤字解消のため」とか、「米を換金して税として納めるため」とか、「イギリスをまねた」とか、諸説ある感じだ。

会計年度は国によって違うようで、1月始まりの国や4月始まりの国、10月始まりの国などお国事情によって決まっているのだね。今では、年と年度は当たり前過ぎて知らなかった。

寒い冬から暖かい春となり、桜が満開の中で、新年度が始まる。とても日本に合った制度ではないかと、改めて感じた。

さて、プレバトの春光戦では、2句用意する必要があった。そこで、「桜」でもう一句。

ブラタモリ 神社の隅に 花一本』

素朴な疑問:桜標本木

やっと桜が咲いた。今年は3月が寒かったから、桜の開花がいつもより遅くなった。テレビのワイドショーでは、連日、靖国神社にある東京の桜標本木の前で中継が繰り返され、つぼみがどなったとか、下から生えている枝の花がどうだとか、ご苦労様です。

気象庁が行っているこうした季節の植物観察は、桜だけではない、ということはよく知られていると思う。植物だと梅、あじさい、イチョウ、カエデなど41種類、動物だとうぐいす、つばめ、クマゼミなど24種類も調査している。

気象庁 | 生物季節観測の情報

ところで、海外でもこうした現象を気象庁(気象機関)が調べているのだろうか?

ちょっと調べた感じでは、よくわからなかった。日本は四季の移り変わりが豊かだから、もしかしてこれって日本特有の文化なのか?儀式好きは日本人だからだろうか?

さて、今年のプレバトの春光戦のお題は、ずばり「桜」だった。そこで、一句。

「桜標本木 4はダメで 5はオッケー」

(四輪では開花宣言にならない)

小さな発見:国立大学

今回、全国の国立大学を調べてみて、気づいたこともいくつかあった。全国区の有名な大学や自分の近くの大学は知っていても、遠い地域のことはまだまだ知らないことも多いのだなあ。

一つ目は、弘前大学だ。

青森県の国立大学が青森大学ではなく弘前大学って、始めて気づいた。普通、県庁所在地に大学ってあるものだと、思い込んでいた。

弘前大学の沿革を調べるとHPでは次のように掲載されている。

弘前大学は、1949(昭和24)年に弘前高等学校、青森師範学校、青森医学専門学校、青森青年師範学校弘前医科大学を母体として、文理学部教育学部・医学部からなる大学として発足しました。その後、学部や組織の設置、整備等を経て、現在では5学部、8大学院研究科、2研究所、4学内共同教育研究施設等を備える総合大学として運営されています。

弘前と青森のいくつかの学校が合併して発足している。現在のキャンパスは弘前市に集約されているようだ。でも、なぜ青森市ではなく、弘前市なの?という疑問を検索してみたら、青森県の歴史に関係しているというようなアンサーが載っていた。ちゃんと歴史を調べないといけないんだね。

 

二つ目の発見は、奈良県の国立大学である。奈良県にある国立大学は「奈良女子大学」と「奈良教育大学」で、国立の「奈良大学」はないんだ。

一方、調べてみると私立の「奈良大学」が1969年(昭和44年)に開学されている。また、「奈良県立大学」は、昭和28年に夜間の短期大学として始まり、平成2年に「奈良県立商科大学」に、平成13年に「奈良県立大学」になっている。「奈良大学」が私立だと、ちょっと紛らわしいね。

奈良県立大学」の学部を調べると地域創造学部のみで、どちらかというと文科系の大学のようだ。他にも「奈良県立医科大学」があり、医学系の公立大学はある感じ。

ただ、工学系・理学系・薬学系の大学は見当たらない(奈良女子大学には理学部と工学部があるが)。奈良県の理系国公立大学を目指す男子生徒は、他県の大学に行くしかないようだ。大阪や京都が近いから問題ないのかなあ。

素朴な疑問:国立大学の名称(その2)

次に気になった大学は、「電気通信大学」である。

他の大学名は、「地域名(都道府県名 or 市町村名)+(学科 or 学部など)+大学」であるのに対して、「電気通信大学」だけが地域名がない。

大学の沿革を調べると

1917年(大正7年):社団法人電信協会管理無線電信講習所を創設

1948年(昭和23年):管制改正により文部省に移管

1949年(昭和24年):国立学校設置法施行により電気通信大学えお設置

とある。

また、大学名の由来では、次んように紹介されている。

  • 当初、「電波大学」という名称で文部省への申請準備が進められていましたが、設置準備委員の中から「大学には一般的に工学部があり、その中に電気通信工学科があって、またその学科の中に無線電信電話等を含んだ電波工学がある。この最も狭い範囲の『電波』を大学の名称とすることは、将来の大学発展のためにはふさわしくないから、電気通信大学としては如何」という提案があり、大学の将来を見据えて「電気通信大学」の名称となりました。また、電気通信大学は学部を持つ国立大学の中で唯一、大学名に地名を含んでいません。これは、日本全国に開かれた大学を創ろうという精神に基づいたものです。

「日本全国に開かれた大学」という精神に基づくということか。

でも、他にも同じような大学があってもとかったのにね。

例えば、「東京藝術大学」は「藝術大学」、「東京海洋大学」は「海洋大学」、「鹿野体育大学」は「スポーツ大学」とか。

電気通信大学」にだけ、「日本全国に開かれた大学」という精神があったのはなぜだろう。

素朴な疑問:国立大学の名称(その1)

国公立大学の二次試験が始まった。受験生の皆さん、体調に気を付けてがんばってください。

先日、新聞で二次試験の応募状況が発表されていた。その際、大学名を見ながら、なぜと思ったいくつかの素朴な疑問を書きます。

まずは、国立大学(現:国立大学法人)の一覧(大学院大学を除く)から。

【北海道】

北海道大学北海道教育大学室蘭工業大学小樽商科大学帯広畜産大学北見工業大学旭川医科大学

【東北】

弘前大学岩手大学東北大学宮城教育大学秋田大学山形大学福島大学

【関東(東京)】

東京大学東京医科歯科大学東京外国語大学東京学芸大学東京農工大学東京藝術大学東京工業大学東京海洋大学お茶の水女子大学電気通信大学一橋大学

【関東(東京以外)】

茨木大学、筑波大学筑波技術大学宇都宮大学群馬大学埼玉大学千葉大学横浜国立大学

【中部】

山梨大学信州大学新潟大学長岡技術科学大学上越教育大学、岐阜大学静岡大学浜松医科大学名古屋大学愛知教育大学名古屋工業大学豊橋技術科学大学富山大学、金沢大学。福井大学

【近畿】

三重大学滋賀大学、滋賀医科大学京都大学京都教育大学京都工芸繊維大学大阪大学大阪教育大学神戸大学兵庫教育大学奈良女子大学奈良教育大学和歌山大学

【中国】

鳥取大学島根大学岡山大学広島大学山口大学

【四国】

徳島大学鳴門教育大学香川大学愛媛大学高知大学

【九州・沖縄】

九州大学九州工業大学福岡教育大学佐賀大学長崎大学熊本大学大分大学宮崎大学鹿児島大学鹿屋体育大学琉球大学

始めに思った素朴な疑問。

「この一覧は国立大学なのに、横浜国立大学だけ、わざわざ”国立”って付けているのはなぜ?横浜大学が別にあるから?」

ということで、横浜国立大学のHPから沿革を調べてみた。

明治9年4月「横浜師範学校」が始まりで、昭和24年5月「神奈川師範学校(横浜師範学校)、神奈川青年師範学校、横浜経済専門学校、横浜工業専門学校」が合併して「横浜国立大学」となる。

このあたりはほぼ他の大学と同じ感じだ。でも大学のHPでは、”国立”がついた理由まではわからない。

そこで「横浜大学」と検索すると、Wikipediaにその理由が載っていた。

Wikipedia「横浜国立大学」

なるほど、3校とも「横浜大学」としたかったことから、「横浜国立大学」「横浜市立大学」「神奈川大学」と区別したんだね。昔いろいろとあったんだ。

同じように国立と公立の大学名が近い大学は、と探すと「名古屋大学」と「名古屋市立大学」、「広島大学」と「広島市立大学」がある。

府立、県立まで拡大すれば、「岩手大学」と「岩手県立大学」、「秋田大学」と「秋田県立大学」、「埼玉大学」と「埼玉県立大学」、「新潟大学」と「新潟県立大学」、「富山大学」と「富山県立大学」、「福井大学」と「福井県立大学」、「山梨大学」と「山梨県立大学」、「静岡大学」と「静岡県立大学」、「京都大学」と「京都府立大学」、「大阪大学」と「大阪公立大学」、「島根大学」と「島根県立大学」、「岡山大学」と「岡山県立大学」、「山口大学」と「山口県立大学」、「高知大学」と「高知県立大学」、「長崎大学」と「長崎県立大学」、「熊本大学」と「熊本県立大学」、「宮崎大学」と「宮崎公立大学」、と17府県もある。

過去にいきさつがあると、簡単に「横浜大学」とういうわけにはいかないのか。なかなか難しい。