野菜の不思議:ケール編

やっと猛暑日や熱帯夜に悩まされる日々が終わり、秋の気候になってきた。

家庭菜園でも秋冬野菜の種まきが進み、ダイコン、ハクサイ、小カブなどが発芽し始めてきた。ハクサイは種まきが遅れるとうまく結球してくれないのが心配なので、育成時間の違う3種類(80日中生、60日早生、ミニハクサイ)の種をまき、どれか一つでも立派に育ってくれることを願っている。

 

さて、今回報告したいのは「ケールの不思議」についてです。

昨年初めてケールを育てたところ、ミネラル豊富な健康野菜として家族にも好評だった。秋冬に葉を収穫し、主に炒め物にして美味しく食べた。春にはたくさんの花が咲き、種もたくさん採れた。

ところが、不思議なことに、普通の葉物野菜は種ができるとすっかり枯れてしまうのだが、このケールは花が種になっても、種になった部分のみ枯れて、主茎や脇芽は枯れなかった。

「まあ、このまま様子を見てみようか」と、特に手をかけず、草むらの中にそのまま放置していた。

そうしたら、今年の猛暑も水不足もなんのその、成長はしないものの、枯れることはなかった


気になって、生成AIに「ケールって多年草なの?」と質問してみると、「通常は一年草として扱われますが、気候条件によっては二年草や多年草として栽培されることもあります。特に、冬の寒さが厳しい地域では二年草になることが多いです。」との回答であった。特に冬の寒さが厳しい地域なわけではないのに、なぜかこのケールは厳しい夏を越すことができた。

そして、秋らしくなり、じっとしていたケールにも新芽が出始めた。まだ小さくて葉の色は薄いが食べることはできる。慌てて古くて枯れた茎を切り取り、周りの草を取り除き、肥料を与えた。

これからまた大きく成長して収穫できそうな雰囲気だ。手間いらずで、猛暑を乗り越える「不思議野菜」の発見でした!今後の成長が今から楽しみ。