契約金を円換算するのをやめましょう!

昨年末から気になる話題。それは、メジャーリーグの契約金についてだ。

大谷選手や山本選手がドジャースと大型契約を結んだ。他にも松井選手がパドレスと、今永選手がカブスを契約するなど、スポーツニュースだけでなく、様々なメディアで取り上げられるようになった。

 

今年の1月14日の「Full-Count」で配信された記事ではこんな感じだ。

松井投手は5年総額2800万ドル(約40億5000万円)でパドレスと契約。大谷選手はドジャースと北米プロスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1014億円)で契約。山本投手は、ドジャースと投手史上最高額となる12年総額3億2500万ドル(約470億円)で契約。今永投手は、カブスで年平均1325万ドル(約19億2000万円)でプレーとなり、さらにオプションが行使されれば、1600万ドル(約23億1700万円)。上沢直之投手はレイズとマイナー契約となったが、メジャー昇格すれば、最大で総額350万ドル(約5億1000万円)となる。

単純に契約額の円レートを計算すると、松井選手の場合は144.64円、大谷選手の場合は144.85円、山本選手の場合は144.61円、今永選手の場合は144.90円、上沢選手では145.71円となり、比較的近いが、同じではない。

 

別の記事では、山本選手の年別の契約金額が掲載されている。(日刊スポーツ)

今季が年俸500万ドル(約7億円)、25年が1000万ドル(14億円)、26年が1200万ドル(約16億8000万円)で、27~29年は2600万ドル(約36億4000万円)。30~31年は2900万ドル(約40億6000万円)、32~35年は2800万ドル(約39億2000万円)となる。

今季の金額はまあ許せるとしても、何年後の円レートがどうなるかわからない中で、円レートを140円/ドルとするのはいかがなのもか。円高や円安になれば、金額が変わるのは普通なことだ。

 

極めつけは1月23日の「The Answer」の配信だ。

ドジャーズは、テオスカー・ヘルナンデス外野手も1年2350万ドル(約34億1700万円)で獲得。レイズからトレードでタイラー・グラスノー投手とは5年総額1億3650万ドル(約198億5000万円=いずれも発表当時)で契約。

日本選手なら、契約金を円に換金することがあると思うが、アメリカの選手の契約金まで円換算する意味があるのだろうか?

 

ということで結論です。

野球選手がメジャーリーグに憧れるのはやめなくていいです。

NYダウを円換算することがないように、そろそろ契約金を円換算するのをやませんか。